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中2で補導された女の子が美容師を目指して公立高校に合格した話
中3の前期中間(最初のテスト)
- (テストが終わった後の学校)
- 教師:「リョウコ」(テストを手渡して)「すごいじゃないか!」
- リョウコ:(わっ!72点!!私やればできるんだ!!!)
- (塾に来て)
- リョウコ:72点の答案を持ってはしゃぎながら塾に入ってくる「先生!すごいよ、上がったよ!」
- 山田先生:「おお!やったか!すごいじゃないか!!」
- リョウコ:「うん!」
中3夏休み
- (授業中)
- リョウコ:関数の問題を解きながら「ここをこうすればいいんだよね!できるできる。」
- 山田先生:(ちょっと関数は危なっかしいな。。。)「ちょっとここをもう一度やってくるように」
- リョウコ:「え~はい。わかったよ!」
- (翌日)
- お母さん:「今日はお休みします。」
- 山田先生:「え!?そうですか。お休みって初めてですよね?わかりました。。。」(大丈夫かな)
- リョウコ:夏祭りで夜遊びしている
- (次の授業)
- 山田先生:「夏休み明けにはテストがあるんだからね。そろそろ入試に向けた応用問題を出してくるタイミングだからね。大丈夫?」
- リョウコ:「大丈夫、大丈夫!ちゃんとできるまで繰り返しやっているから。」
前期期末(9月)
- (テスト後の学校)
- 教師:「リョウコ」。テストを無言で手渡す
- リョウコ:27点のテストを見て(えっ!?前より下がってる。。。)
- (塾で)
- リョウコ:「先生、ちゃんと勉強やってたのに点数下がっちゃった。。。」
- 山田先生:「リョウコちゃん、勉強って、ただ公式を覚えて繰り返すだけだと思っているでしょ。でもそれだと入試レベルの問題には対応できないんだよね。この時期に学校がこういう問題を出すのは先生も予想外だったんだけれど、入試レベルに対応するには、ちゃん 意味を理解して解くやり方に変えていかなきゃダメなんだよね。」
- リョウコ:「ふ~ん。どういうこと?」
- 山田先生:「それはね」
- リョウコ:「わかった気がする。」
後期中間(11月)
- (テスト)
- リョウコ:テスト中。懸命に問題を解く。そしてテスト終了。「できた!」
- (テスト後)
- 教師:「リョウコ」。テストを手渡して「やったじゃないか」
- リョウコ:テストを受け取ると76点。(やった!)
- (塾に来て)
- リョウコ:テストを見せて「先生!また上がったよ!これで公立大丈夫だね!!」
- 山田先生:「うん!この調子なら大丈夫だ!!」
1月
- (学校での3者面談)
- 教師:「う~ん。リョウコのこの成績では公立は無理だ。私立専願にしなさい。」
- リョウコ:「えっ?どうして??」
- 教師:「この成績では合格できないからだよ。」
- お母さん:「そうなんですか?」
- 教師:「ええ。昨年のデータを見ても、これでは厳しいですね。」
- お母さん:「そうですか」がっくり。
- リョウコ:半泣き
- 教師:「じゃあこちらが願書になりますので、ご記入をお願いします」
- お母さん:あきらめて「わかりました」記入捺印。
面談後
- (その日の塾で3者面談)
- 山田先生:「そんな馬鹿な。そんなこと絶対にありません。学校の先生は合格率を上げるために確実な所を受けさせたいだけなんです。今から連絡して願書を取り下げてもらいましょう!」
- お母さん:「そんなことできるんです?」
- 山田先生:「大丈夫です。どうしても私立専願じゃなきゃダメなんてことはありません。私立の滑り止めは、今の成績なら確実に合格できます。その上で公立にチャレンジしちゃあいけないなんてことはありえませんから。」
- お母さん:「リョウコどうする?」
- リョウコ:「お母さん、お願い!」
- お母さん:「わかった。すぐ学校に連絡してみるから。」
- (ケータイで学校に電話)
- お母さん:「あ、リョウコの母ですけれど。今日提出した私立専願の願書なんですが、やっぱりやめにしてもらいたいんですけれど。」
- 教師:「えっ!どうしてですか? 」
- お母さん:「リョウコが、やっぱり公立をどうしても受けたいって言うものですから、私立は併願でお願いしたいんです。」
- 教師:「そう言われましても、、、提出は明日ですよ。」
- お母さん:「じゃあ明日の朝一番で行きますから!」
- 教師:「はあ、、、わかりました。じゃあ明日の朝、お待ちしております。。。」
- (電話を切って)
- お母さん:「リョウコ、大丈夫だよ。明日の朝、学校に行って、願書を書き直すからね!」
- リョウコ:「お母さん、ありがとう!」
- お母さん:「リョウコ、こうなったら何としても公立に合格するんだよ!」
- リョウコ:「うん。わかったよ!絶対合格してみせる!」
- (塾にて)
- リョウコ:危機迫った様子で一心不乱の勉強
- 山田先生:無言で見守る
- (塾にて)
- 山田先生:「よ~し。これまでよくがんばった。じゃあ先生から最後のアドバイスだ。いいか?受験っていうのは絶対に"ヤバイ"っていうピンチがあるから。そんな時は1回深呼吸して、周りの受験生を眺めてみるんだ。きっと同じように青ざめた顔しているはずだから。」
マジナビ 奇跡を生んだ勉強法親子と先生の成長物語 ~Another story~