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家族思いの優しい子が介護福祉士を目指して成長した話
登場人物
- 府中校ミホちゃんちょっと体の弱い優しい女の子。介護福祉士を目指して成長していく。
- お母さんミホちゃんを第一に考えてくれる優しいお母さん
- 教室長ミホちゃんの将来への道筋を作ってくれた先生
- ミホちゃんは中3の夏休みの終わりにナビにやってきました。ナビに来る前のミホちゃんは別の個別指導塾に通っていましたが、成績は一向に上がらず、中3の1学期数学は29点。 元々体が強くないミホちゃんは、無理をするとすぐに体調を崩してしまい、学校では欠席や遅刻が絶えませんでした。
そのためお母さんも受験への焦りはあるものの、「あまり無理をさせると体調を崩してしまうので。」とミホちゃんの体が心配で、どうしたら良いかわからないという状況でした。
- やってきた最初の頃のミホちゃんとの会話はこんな感じでした。
- 教室長「ミホちゃんは将来の夢とかあるん?」
- ミホ「介護福祉士。」
- 教室長「いいね!なんで?」
- ミホ「お母さんが介護の仕事をしとって、おじいちゃんやおばあちゃんと話しよるんを見たことがあるんですけど...。それがすごいかっこよくて、お母さんはすごいな~って思って、私もなりたいって思ったんです。」
- 教室長「ミホちゃん!(泣)いい夢やね!それ絶対に叶えようや!」
- 教室長「ところで、ミホちゃんは普段どれくらい勉強しよるん?」
- ミホ「え~全然やってない。」
- 教室長「え!?学校の宿題とかは?」
- ミホ「それもやってないです。学校とかで放課後に居残りさせられよる...。」
- 教室長「そう...家ではやらんのや?」
- ミホ「ゲームとか誘惑が多くて。あと、家に姪っ子がおって、つい一緒に遊んでしまう。」
- この時のミホちゃんには「勉強をやる環境」が整っていませんでした。
そこで、まずはミホちゃんにとって居心地の良い学習空間を提供することが、勉強をやる気にさせるための第一歩だと考えました。
幸いナビには、同じ学校の親友がいるので、まずはそのお友達と同じ時間で一緒に授業が受けられるように時間割を組みました。
また、自宅はかなり賑やかで、家で勉強するのは難しそうでしたので、「ナビの自習室を使って勉強するんだよ!」と伝えて、お母さんにも送迎でご協力頂けるようにお願いしました。
そしてもう一つ気になっていたことをミホちゃんに聞いてみました。
- 教室長「ミホちゃんはなんで前の塾をやめたん?」
- ミホ「だって、あそこに行くと頭が痛くなるし...。」
- ミホちゃんはもともと体が強くないので、ちょっとした気持ちの変化がすぐ体調面に現れてしまうようです。こんな状況では成績アップできるはずがありません。 そこで、ミホちゃんのやる気が自然に高まるように、講師みんなに「ミホちゃんを徹底的に褒めまくって!」とお願いしました。さらに最初の内は、問題のレベルを少し下げて対応しました。 こうすることで、できなくて嫌になってしまうことを防ぎつつ、みんなが褒めやすくなるようにしたのです。 するとミホちゃん、授業中はいつも笑顔で楽しそうにしています。 「家だと勉強できんけど、ナビなら毎日来ても勉強やる気になれる!」なんてことも言ってくれて、すっかりナビに馴染んでくれたみたいです。これなら体調を崩してしまう心配も無さそうです。 入塾当初は自習も含めて週3回程度の通塾でしたが、1ヶ月くらい経つと、周囲の受験モードも手伝ってか毎日通塾するようになりました。しかもやる気になったミホちゃんを、お母さんは毎日送迎して、応援してくれました!
- ②やる気になればすごい!
- やる気と体調面の心配は無くなったミホちゃん。では勉強の中身を見てみると「とっても飲み込みが速い!」のです。
これなら直ぐにでも成績アップできるのではと期待が膨らみます。
今まで全然できなかったというのが嘘みたい。
ミホちゃんがこれまでできなかったのは、ただ単に「全然やってなかった」だけの様です。生徒に合った学習環境を提供することが如何に大切かを痛感させられます。
入塾して最初の単元は関数でした。中3生の多くがつまずく所ですが、ミホちゃんは数回授業をしただけでバッチリできるようになりました。
勉強のペースも順調で、自習室に来てくれたおかげで、テストの3週間前には範囲を一通り終えられています。
ほとんどの生徒が入塾直後のテストは範囲を完璧にやり切るだけの時間を確保できないのですが、ミホちゃんは、最初のテストから理想的なペースで勉強を進めることができました。
そしてナビに入って最初のテストは2学期中間です。ここでミホちゃんやってくれました。
63点です!前回からはいきなりの34点アップです。この結果にミホちゃんもお母さんも大喜び。
志望校は余裕で合格圏内です。ただ、この時期に余裕を感じて油断すると、ラストスパートを掛けてきたライバルたちに一気に追い抜かれてしまいます。
そこでミホちゃんの目線を下げさせないように、面談でじっくりお話する機会を持ちました。
- 教室長「ミホちゃんの志望校はどこかな?」
- ミホ「東高」
- 教室長「合格できそうかな?」
- ミホ「できると思う。」
- 教室長「そやね。合格するだけなら今のままでも大丈夫やと思う。でもね。ミホちゃんは介護福祉士になりたいっていう夢があるやんか。介護の仕事っていうのは人のお世話をする仕事よね。
それって、すごく大変なことや。ほやけん、大変なことから逃げるような気持ちでは務まらん仕事なんよね。将来そういう仕事に就くつもりやったら、今は、先ず目の前の大変な勉強に立ち向かっていかんとね。
ほやけん、東校に合格するにしても、ミホちゃんの力やったら、トップで合格するぞ!っていう気持ちで臨んで欲しいんよ。そうしたら、将来、東高から国立大学に進める可能性だって十分あるし。
何より、新入生代表でミホちゃんの名前が呼ばれたらどう?うれしくない?」
- ミホ「あはは、そうなったら良いですね。」
- 教室長「そうやろ!ほやけん、受験までしっかり頑張ろうね!」
- ミホ「はい!」
- 油断して、勉強をやらないミホちゃんに戻ってしまうことを心配しましたが、この様子なら大丈夫そうです。あとは受験まで走り切るのみです。
- ③さらに成績アップ!
- その後、返ってきた中間テストの結果を詳しく分析してみました。
するとミホちゃんの答案からある傾向がわかったのです。それは、ミホちゃんの間違いのほとんどが、ナビに来る前に習った内容だったのです。
普段のテストであれば、以前習った内容というのはほとんど出ないのですが、今回のテストでは受験を控えた時期ということで、中1中2で習った内容もたくさん出題されていたのです。
ミホちゃんはナビに来るまでの間ほとんど勉強していなかったので、それ以前に習ったところはすっかり抜け落ちてしまっていたのです。
- 今回のテストでは、ここまでの対応はできませんでしたが、入試を控えた状況でこれを放置するわけにはいきません。
新しい単元の学習にプラスして、以前の内容に遡っての学習が必要でした。
そんなタイミングで、ちょうど中3生向けの受験対策講座がスタートしました。
この講座は、学校で習っている新しい単元とは別で、受験の頻出単元に特化して対策をするものです。ちょうど昔の内容が抜け落ちているミホちゃんにはもってこいの講座でしたので、これを受講してもらうことにしました。
この頃のミホちゃんは完全にエンジン全開モードで、やればやっただけ身に付くという状況でした。
通常授業、受験対策講座、そして自習。毎日ナビに来てグングン成長しているのが目に見えてわかるほどでした。
あとはテストに合わせたペース管理をちゃんとしてあげるだけで十分です。
わからない所があれば自分から質問に来ていましたので、わからないままにしている心配もありません。
- そして迎えた期末テスト。もちろんテスト対策は万全。
休みがちだった学校も、ナビに通うようになってからは何と1日も休んでいません。
勉強のやる気とともに体調も良くなったみたいです。そしてテストの結果はというと82点!入塾前の29点からは何と53点アップです!!テストでは前回同様に2年生以前の内容も出題されていましたが、今回のミホちゃんはそれにもバッチリ対応できて います。
テストの後、ミホちゃんにこんな質問をしてみました。
- 教室長「ミホちゃん、前の塾では何で、できんかったんやろうね?」
- ミホ「前の塾は、質問したくても『がんばって!』って言うだけで別の子のところにすぐ行ってしまうけ、質問しづらい雰囲気やった。」
- 教室長「ほんなら、毎日自習室に来れたんはなんで?」
- ミホ「わからん問題があったらやる気が無くなるけど、ナビに来たらいつも誰かが声を掛けてくれて、質問にも答えてくれるけ、嬉しくてどんどんやろうと思えました。」
- その後ミホちゃんは東高に見事合格!今は新たに高校生活をスタートさせています。
お母さんと同じ、かっこいい介護福祉士になるために!!
マジナビ 奇跡を生んだ勉強法親子と先生の成長物語 ~Another story~
塾には合う合わないがあります。
どんなに良い塾でも、その子に合っていなければ成果にはつながりません。
そこを塾選びの際にはしっかり見極めてください。
ミホちゃんくらい頑張れる子でさえ、そこがズレているとうまくいかないのですから。